「空見上げる時」 小さかった頃、空を飛ぶ夢をよく見た・・・ ただあてもなくひたすら雲を抜けていく そうしてしばらく行くと光の世界にぶつかる 眩しくて目を開けていられないほどの光の渦 でもどこか懐かしい暖かい光 ゆっくりと流れる時間 徐々に遠くなる意識 そして夢の中 また眠りにつく... サイレンが六時を知らせ 長い夢から解き放たれる カーテンの隙間から洩れる暖かい光 感じる春の訪れ 幼い頃に見た空への憧れ 手を伸ばせばそこにあった温もり
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